まち歩きマップ「ぶらって朝霞」贈呈式の開催レポート

観光学部交流文化学科3年次生 武蔵島 佑奈さん

2024/12/12

立教生のキャンパスライフ

OVERVIEW

10月4日、埼玉県内の魅力を紹介するまち歩きマップ「ぶらって朝霞」の完成披露、ならびに贈呈式を朝霞市役所にて開催しました。観光学部の西川亮准教授、鍋倉咲希助教が担当、観光学部の学生9名によるまち歩きマップとして11作目(ぶらってシリーズでは12作目)が完成しました。
まち歩きマップの制作は埼玉県に拠点を置く武蔵野銀行と立教大学による、産学連携協定に基づいた埼玉県の観光による地域活性化の取り組みとして2007年にスタート。今回は朝霞市の特色である「坂」に注目した学生ならではの視点でマップを制作しています。
観光学部交流文化学科3年次生の武蔵島佑奈さんがレポートします。

朝霞市役所での贈呈式にて。前列左から4人目が武蔵島佑奈さん

1年半の月日をかけて制作してきた『ぶらって朝霞』を贈呈することができ、大変嬉しく思っています。本プロジェクトは、現地調査や取材?編集など、マップ完成までのプロセスを学生主体で行っており、私たちにとって非常に有意義な経験となりました。お世話になった朝霞市の皆さま、ご指導していただいた西川先生、本当にありがとうございました。

今回制作した『ぶらって朝霞』のテーマは、「坂を主軸に朝霞を巡る」です。まち歩きを重ねる中で、“高低差のある地形が朝霞の魅力である”と感じたことから、このテーマを設定したのですが、実はこのテーマにたどり着くまで3カ月ほどかかりました。全員が納得のいくテーマを設定するために、何度も議論を重ね、それぞれが持つ譲れない意見や想いを共有したことが印象に残っています。

テーマが決定した後は、「日常においてマイナス要素になりうる“坂”のイメージをプラスにしたい」「坂を通じて朝霞をもっと楽しんでもらいたい」という想いをもとに、制作に取り掛かりました。企画考案や文章作成の場では、各自の個性が光る様々な案が出て、議論が盛り上がりました。

また、今回マップを制作した9人はゼミやサークルが異なり、時間を合わせて集まることが大変でした。そのため、各自が登校前や空きコマなどの隙間時間を見つけて朝霞を訪問したり、休日を使って議論を行ったりしました。議論の過程で行き詰まることもありましたが、そんな時は音楽を流したり、みんなでお菓子を食べたりと、リフレッシュしながら活動を行いました。冬には、訪問を兼ねて朝霞市のイルミネーションを見に行ったこともあります。会議の後にメンバーと見たイルミネーションは本当に綺麗で感動しました。

私たちは朝霞の魅力を最大限に伝えたいという考えのもと、入稿ギリギリまでメンバーや編集者の方と話し合いを重ねて表紙のデザインや掲載内容を熟考してきました。一切の妥協をせずに取り組んできたからこそ、「市民の日常に密接な坂を取り上げてくれて嬉しい」「学生の視点がおもしろい」などの感想をいただくことができて、とても嬉しかったです。

活動を始める前は何もないと思っていた朝霞ですが、歩く度に新たな出会いや気付きがあり、今では大好きな地域となりました。『ぶらって朝霞』を手に取って下さった方々にも、私たちと同じように朝霞での新たな出会いや発見を楽しんでいただけましたら幸いです。

本マップがみなさんにとって、坂から見える朝霞の新たな魅力に興味を抱くきっかけになること、そして朝霞市にとって、発展と地域活性化に繋がることを願っています。

駅に置かれた 「ぶらって朝霞」

贈呈式後の集合写真

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