2024/12/11 (WED)

日本学術振興会 特別研究員PDの田邉和彦さんが日本科学教育学会「奨励賞」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

9月13日(金)、日本学術振興会 特別研究員PDの田邉和彦さん(受入機関:立教大学/受入研究者:本学社会学部 中澤渉 教授)が一般社団法人 日本科学教育学会の令和6年度「奨励賞」を受賞しました。

日本科学教育学会は、「科学についての教育」及び「科学的?工学的手法による教育」に関する研究の進歩普及に資するために設立された学術研究団体です。
本賞は、日本科学教育学会の若手の会員による優れた研究に対して贈られるものです。


田邉さんの論文概要について
田邉さんの受賞論文「「理系」と認識されやすいのはどのような子どもか—母親の抱く文化的信念に焦点を当てて—」は、小学1年生の子どもを持つ母親を対象としたアンケート調査の計量分析により、自身の子どもを「理系」とみなす判断基準にはジェンダー差が存在すること、その背景に、ジェンダー?ステレオタイプの影響があることを明らかにしたものです。


表彰式は、9月14日(土)に北海道函館市の函館工業高等専門学校での対面とオンラインによるハイブリッド型で執り行われました。

コメント

COMMENT

日本学術振興会 特別研究員PD
田邉 和彦

この度は、日本科学教育学会奨励賞という栄誉ある賞を頂き、大変光栄に存じます。

本論文の執筆にあたり、所属していた研究室の先生方や院生仲間から頂いたご指導?ご助言、匿名の2名の査読者の方から頂いたコメントが、大変参考になりました。また、本論文で使用した調査にご回答いただいたみなさまのご協力のおかげで、本論文を執筆することができました。この場を借りて感謝申し上げます。

本論文では、なぜ理系分野に進学する女性が少ないのかというテーマについて、親から子どもに対する「理系」認識のジェンダー差という、従来の研究とは少し異なった観点から検討を行いました。この度の受賞を励みに、今後も独自の観点に基づく研究成果を蓄積していけるよう、より一層精進してまいります。

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