公開講演会「刑務所の「食」を通して出所後の生活支援を考える」
INFORMATION
講師の黒栁桂子さんは、刑務所での栄養士として、受刑者の健康管理や食事の提供に携わり、独自の視点で「刑務所の食」についての知見を深めてきました。主著『めざせ!ムショラン三ツ星』では、その経験をもとに、受刑者とともにクサくない食事を作り、心身の回復を支える重要な役割を果たしてきた様子を描かれました。本講演では、「食」を通して出所後の生活について考え、円滑な社会復帰を促進するための実践的な「支援」のあり方について、社会福祉の視点から考えていく予定です。
講師
岡崎医療刑務所法務技官、管理栄養士
黒栁 桂子 氏
老人施設や病院勤務を経て、病気の予防に興味をもち、出産育児を機に料理教室や講演等の食育活動をスタート。10年間開催した「男の料理教室」ではのべ1000人の高齢男性に指導。2012年、刑務所の管理栄養士として勤務し、制限が多いながらも「ワクワクする給食」をめざし、受刑者たちの「ウマかったっス」を聞くため、彼らとともに日々研究を重ねている。主な著書として、『めざせ!ムショラン三ツ星:刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作ります』(朝日新聞出版)があり、本年度ドラマ化が決定しているほか、ダイヤモンドオンラインでも連載を展開されている。
詳細情報
名称
公開講演会「刑務所の「食」を通して出所後の生活支援を考える」
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
申し込み
主催
コミュニティ福祉研究所